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2010月1月に設立されたスンダランド・アート・ネットはアートによるアジアの国々での国際交流をめざしています。

まにら新聞での記事紹介


 スンダランド・アートネットの廣田、反町、西尾、KURIが参加した12月にフィリピンのイフガオ州で行われた環境慰霊のためのアート・イベントがまにら新聞に紹介されました。


世界遺産の棚田で日比のアーティストによる
平和と環境のためのアート・プロジェクト開催


 フィリピン・ルソン島北部バギオ市に拠点を置く環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」(代表:反町眞理子)、アートを通した国際交流NGO「スンダランド・アート・ネット」(名古屋市・代表:廣田緑)、財団法人キープ協会(山梨県北杜市)は共同で、ルソン島北部イフガオ州の世界遺産の棚田の村(フンドアン郡ハパオ村・バアン村)において、棚田の保全と日比友好のための「棚田コミュニティ・アート・プロジェクトin ハパオ&バアン村」を12月17~19日に開催する。

 イフガオ州の棚田の急峻な山岳部を切り開いて作られた景観と、森からの一筋の泉の水をすべての棚田にいきわたらせる灌漑技術は、「世界で8番目の不思議」と呼ばれている。しかし、山の中の棚田での農作業は機械化ができず、すべてが手作業で行われる重労働であるため、近年、棚田の村を捨て、町に移住する若者があとを絶たない。棚田の村では高齢化が進み、耕作が放棄される棚田も増えている。また、棚田に水を供給する森林の消失も著しいスピードで進行しており、乾季には水不足から稲作が不可能な棚田も出てきた。そのため、2001年にはその存続が危ぶまれるとして、世界危機遺産に指定されている。 また、イフガオ州は第二次世界大戦末期に日本軍が撤退し、山下奉文将軍が降伏した地とも知られ、敗戦色が強まる中で多くの日本兵が亡くなっている。

 今回のアート・プロジェクトでは、地元で「ウドンUdong」と呼ばれる棚田の稲わらの一部を材料とした手漉き紙作りと、その紙を使った手工芸品(ランタン、凧、カード作り)作りのワークショップが村の子供たちを対象に行われる。手漉き紙の指導には、同じく北ルソンのベンゲット州カパンガンに暮らす手漉き紙職人・志村朝夫氏が、手工芸品作りの指導はAManTO天然芸術研究所(大阪市)とフィリピン大学バギオ校芸術学部の教員と生徒があたる。

 また、造形作家の廣田緑氏が、志村氏の工房で作られた100枚の稲わら手漉き紙を素材に「大戦で亡くなった日本とフィリピン、そして世界中の人々への鎮魂と平和への思い」を作品にし、バアン村の棚田にインスタレーションする。12月18日の日没後、廣田の作品を舞台に、日本とフィリピンの民族音楽のミュージシャンが即興で演奏し、日本人コンテンポラリー・ダンサーのJUN Amanto氏が鎮魂と慰霊のパフォーマンスを行う。
 翌19日には、北ルソンのコーディリエラ山岳地方6州の若者たちによる劇団「Anak di Kabilinga(山の子供たち)」が、環境保全をテーマとした民話と「コーディリエラ版・民衆の敵」の上演を、ハパオ村小学校にて行うほか、18日と19日の2日間、現代美術家のカワヤン・デ・ギア氏(バギオ市)と水町克氏(山梨県北杜市)が平和のための作品を、コミュニティ内で展示する。


参加予定のアーティスト:
廣田緑(造形作家)
志村朝夫(手漉き紙作家)
KURI(Katsu&Miho)(音楽ユニット)
JUN Amanoto(コンテンポラリー・ダンサー)
南沢靖浩(シタール奏者)
山本公成(ソプラノサックス、笛)
福本卓道(尺八奏者)
キドラット・タヒミック(映像作家)
カワヤン・デ・ギア(現代美術家)
エドガー・バナサン(民族音楽家・竹細工アーティスト)
アレックス・トマパッグ(民族音楽家)
BINAGI(マウンテン州タジャン民族音楽グループ)
直井保彦(写真家)
ファラ・マヌエル(マルチ・メディア・アーティスト)
Anak di Kabilingan(山の子供たち)シアターグループ
(マウンテン州、カリンガ州、イフガオ州、アブラ州、ベンゲット州、アパヤオ州の若者たちによる環境演劇グループ)
フィリピン大学バギオ校芸術学部

助成: 国際交流基金/地球環境基金/あいちモリコロ基金

協力: AManTO 天然芸術研究所(大阪市)/イフガオ州フンドアン郡政府/バアアン村/ハパオ村/バアアン小学校/ハパオ小学校/フィリピン大学バギオ校芸術学部/

スケジュール:
12月7-10日
稲わら手漉き紙ワークショップ
「棚田の村と原始の森にイーグルが戻ってくる日」
稲わら手すき紙作りワークショップ
by 志村朝夫(手漉き紙作家)
会場:バアアン村小学校&ハパオ村小学校

12月17日(金)
稲わら手漉き紙ワークショップ
「棚田の村と原始の森にイーグルが戻ってくる日」

3pm:ランタン作りワークショップ
By AManTO天然芸術研究所(大阪市)
ハパオ小学校Hapao Elementary School

12月18日(土)
稲わら手漉き紙ワークショップ
「棚田の村と原始の森にイーグルが戻ってくる日」

9am-12:ランタン作りワークショップ
1-4pm:凧作りワークショップ
By AManTO天然芸術研究所(大阪市)
会場:バアン村小学校

アート・インスタレーション&パフォーマンス
「森のささやき・精霊の舞」

廣田緑(現代美術家)
JUN Amanoto(コンテンポラリー・ダンサー)
KURI(Katsu & Miho/音楽ユニット)
南沢靖浩(シタール奏者)
山本公成(ソプラノサックス、笛)
福本卓道(尺八奏者)
エドガー・バナサン(民族音楽家)
アレックス・トマパッグ(民族音楽家)
ほか
会場:バアン村棚田Rice terrace in Baang

12月18-19日
コミュニティ・アート・インスタレーション
●幸せの白い鳥アートプロジェクト by水町克/スタジオKURI
●アートインスタレーション by カワヤン・デ・ギア
会場:バアン村とハパオ村内

12月19日1pm
稲わら手漉き紙ワークショップ
「棚田の村と原始の森にイーグルが戻ってくる日」

9-12am :凧の絵付けワークショップ
1-5pm: 木版画カード作りワークショップ
Byファラ・マヌエル&フィリピン大学バギオ校芸術学部

エコ・ツーリスム講習会「Development on Eco Tourism 」
By ルエル・ビムヤッグ
会場:ハパオ村小学校

Anak di Kabilingan シアターグループ環境演劇公演
ゲスト: kuri , Jun Amanto’s group , BINAGIほか

インドネシア・ムラピ山噴火被災者への義援金募集


スンダランド・アートネット代表の廣田緑が約20年間暮らしてきた(今年3月に帰国)インドネシアのジャワ島中部のメラピ山が先月26日から噴火を繰り返し、死者は240人、避難民は39万人に達しています。たいへんな規模でありながら、この災害についての日本での情報は非常に限られています。


 廣田は、長い間暮らしてきたてたくさんの友人もいるジャワ島の人々のためにでできることをしてあげたいと、2006年のジャワ地震の際に一緒に救済&復興活動を行った親友のチャハヨさんと連絡を取りながら、被災者のための義援金を集め始めました。
 チャハヨさんから送られてくるメールと写真が、ほぼ毎日廣田のブログ「YOGYAKARTA TIMES」にアップされ、被災者のおかれた厳しい状況が伝えられています。


 39万人とはたいへんな数の避難民です。今回のような火山による噴火では、その地域に住む人全員が、住む家も、家財道具も、生活の糧である農作物をも失ってしまいます。火山灰による健康被害も起こるでしょう。 復興にはたいへんな時間がかかることが予想され、政府から満足な保障や保護、復興のためのサポートがあるとは思えません。
 廣田のブログを見て「小さくても同じアジア人としてできることをしたい」と思われた方がいたら、ぜひ、募金にご協力ください。よろしくお願いいたします。

支援プロジェクトは「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」


義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
広田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします。


※本文中の写真は廣田のブログからの転載です。

Sunsaland Art Net代表・廣田緑の展覧会が始まります




Sundaland Art Net代表の廣田緑は8月末より徳島県神山町で滞在制作をしていましたが、このたび展覧会が始まることになりました。10月いっぱいは瀬戸内国際美術展も開催されています。四国へお越しの際はぜひ、神山へも足を伸ばしてください。

神山アーティストインレジンデンス2010展覧会
2010年10月24日(日)~11月3日(水・祝)午前10時~午後5時(最終日は午後4時)
http://www.in-kamiyama.jp/art/7619/

廣田緑の神山での制作活動の様子などは、こちらのブログで。
http:midoriart.exblog.jp

「フィリピン・コレクション2010」表参道で今日から開催!


フィリピンつながりの友人・日比社会交流団体ビッキスソーシャルネットの黒木俊介君が中心になって、日比の濃い竜を深めようというイベント「フィリピン・コレクション2010」が今日から開催されます! 音楽、映画、グルメ、写真、マッサージなどなど、いろいろな角度からフィリピンに出会えますよ!ぜひぜひ、足を伸ばしてみてください!




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フィリピン・コレクション2010 開催のご案内
【10月17日(日)~ 31日(日) in 表参道】

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みなさんがフィリピンの様々な“魅力”と出会える、素敵なイベントのお知らせです。

なんと、この10月、表参道にフィリピン・カフェが【期間限定】オープンします!

観光・文化・エンタメ・フード・人…様々な側面からフィリピンのイイところが
まるごと体験できる貴重な機会です♪

『フィリピン・コレクション 2010 in 表参道』
http://philippine-collection.jp/
期間:2010年10月17日(日)~31日(日)
会場:キッチンカフェ&バー C's Fort
東京都港区北青山3-9-2 AQUA 1F
http://philippine-collection.jp/access.html
会場内には、フィリピンの素敵な写真の数々を特製パネルで展示!
また、フィリピンミュージックのBGMやフィリピン映画がモニターで流れる中、
おいしいフィリピン料理のランチセットもあります。

《トークショー》
10月21日(木)~27日(水)の平日11:00~15:00限定で、天然ココナッツオイル
を使ったフィリピンの伝統マッサージ“ヒロット”が【特別価格】ワンコイン
(500円)で体験できます☆

そして、週末にはイベントが満載!

10月17日(日)17:00~18:30には、フィリピン・ミンダナオ地方の伝統音楽を奏
でるアリソン・オパオンさんの演奏&トーク。そして、民族衣装体験も!

10月23日(土)19:00~20:30には、フィリピンのココナッツの魅力を誰よりも知
る“ココナティスト”こと水井裕さん(株式会社ココウェル代表)とフィリピン伝
統マッサージ“ヒロット”のセラピストさんとの対談。フィリピン・ビューティー
の秘訣を大公開!?

10月24日(日)17:00~18:30には、世界各地、そしてフィリピンの数々の名所を
旅してきたカメラマン(佐藤良一さん)とトラベルライター(鈴木博美さん)よ
るフィリピンの観光地・世界遺産、そして食文化の魅力を語っていただきます。
まるでフィリピンを旅したような気分に!

トークショーは各回ともに参加費1000円(フード・ドリンク別)です。

《スペシャルライブ&パーティー》
フィリピン・コレクション最終日の10月31日(日)には、スペシャル・ライブ&
パーティーを開催!
開場 17:30
開演 18:00 (21:00終了)
参加費 3000円 (フード・ワンドリンク込) ※仮装してきた人は500円割引♪

世界中の海洋生物を愛する『海の手配師』石垣幸二さんが語るフィリピンの海!
きれいな熱帯魚から大きなサメまで海の仲間たちがいっぱい!そんな華麗な海の
世界を体験してきた貴重なお話をお楽しみください☆
そして、映画“ダーリンは外国人”に出演し、挿入歌を歌うなど、女優・歌手・タ
レントとして大人気のGow(ガウ)さんのライブも!
このほかにもダンスや歌など多彩なパーフォーマンスも合わせてお楽しみください。

フィリピン・コレクションを締めくくる、“スペシャル”なひとときをぜひ一緒に
過ごしましょう!さらに、この日はハロウィン!仮装してきた人は500円引きと
いう特典も。

みなさんのご来場をお待ちしています☆

【主催】フィリピン・コレクション2010実行委員会
(日比社会交流団体ビッキスソーシャルネット主幹)
【後援】フィリピン政府観光省、東京都認定「東京・アジア月間」記念事業


 

1000人で音楽する日。

 スンダランド・アート・ネットの反町が、国際文化交流活動を始めた初期のころ、10年前の2000年に、「コーディリエラ地方のカリンガ族の音楽を日本の学校での授業に取り入れたい!」と、フィリピンを訪ねてくれたのが「天楽企画」の中川博志さん(インドのバーンスリの奏者でもあります)でした。中川さんはカリンガ族の竹楽器の作り方や演奏のしかたをこちらで学んで、日本に帰国後、神戸のジーベック・ホールで学校の先生向けのカリンガ民族の音楽講座を開いてくださり、講師としてカリンガ族民族音楽家を招聘してくれました。 中川さんは、それ以前にもフィリピンを代表するシンガー、グレース・ノノなどと一緒にエイジアン・ファンタジー・オーケストラ(AFO)のメンバーとしてフィリピンを訪れたことがあったのですが、世界一単純ながら奥の深いカリンガ族の楽器に出会ったのはそのときが初めてだったそう。その後10年間、たびたび日本でのワークショップなどでカリンガ族の竹楽器を紹介くださっています。


 数ヶ月前にその中川さんから届いたメールマガジンで、フィリピンの作曲家・故ホセ・マサダの「Udlot-Udlot(ウドゥロッ・ウドゥロッ)」の1000人での演奏会を企画しているという記事がありました。拍子木や単純な竹楽器をつかった演奏会とのこと。「楽器ができる人もできない人も、歌が上手な人も苦手な人も、リズム感がある人もない人も、みんないっしょに集まって音楽を楽しんでみませんか?」というわけで、月に1度、万博公園に集まって簡単な楽器づくりから練習を行い、10月23日には1000人での大演奏会を目指しているそうです。





 音楽ってむずかしいものではなく、誰でも参加できて、楽しむものなんだということが、私がコーディリエラ山岳地方の音楽から学んだこと(カリンガでは手作りの竹楽器は日用品のひとつでした)。 
また、音楽って3拍子とか4拍子とかの枠にはまったものでなくて、とっても自由なもんなんだというのも発見でした(いろんな拍子がひとつの極の中に混じっていても普通なのでした)。
さらに、そのときの状況や空気や気分で、縦横無尽に形を変えていいのが音楽なのだあということにも気づかされました(すべての音楽は即興なのでした)。

 西洋の音楽とは違う東南アジアのオリジナルの音楽を基盤に新しい音楽を作り出そうとしたのがホセ・マサダ。フィリピンの音楽に興味のある人もない人も、ぜひぜひ「1000人で音楽する日。」に参加してみて、今まで知らなかったアジア的なる音楽に触れてみてください。
演奏会「1 0 0 0 人で音楽をする日。」
2010年10月23日(土)13:00~
参加費:無料( 自然文化園入園料が別途必要です)
場所:万博記念公園 自然文化園 お祭り広場

毎月の楽器作りと演奏のワークショップの日程は以下です。
・5/15(土) 14:00~16:00 10人で音楽する日
・6/12(土) 14:00~16:00 30人で音楽する日
・7/11(日) 14:00~16:00 100人で音楽する日
・8/22(日) 14:00~16:00 150人で音楽する日
・9/11(土) 14:00~16:00 300人で音楽する日
・10/11(月・祝) 14:00~16:00 もうすぐ1000人で音楽する日
参加費:無料( 自然文化園入園料が別途必要です)
場所:国立民族学博物館 特別展示館地階ピロティ
詳細は、「1000人で音楽する日。」のHPで。

それにしても「1000人で音楽する日。」
んて素敵なタイトル!
心躍ります。
10年前に中川さんがはるばるバギオに来てくださったことで撒かれた小さな音楽の種がいつの間にか芽吹いて、1000人の日本の人たちがフィリピンの音楽を手作りの竹楽器で演奏するなんて。。。感激です。私も行きたい!10月23日の万博記念公園。

トリニティルーツの大分ライブ!インターネットで中継です


スンダランド・アート・ネットのメンバー、KURIが大村和生さんと作ったオーガニック楽団Torinity Rootsが四国&九州縦断ツアーの真っ最中。8月31日の大分でのライブはインターネットでライブ中継!
ぜひ、ご覧ください!


番組名 : 別府三太郎物語
番組URL : http://oitaweb.tv/live/
放送日時 : 8月31日(火)20 : 00 ~ 20 : 50
収録場所 : USTREAMスタジオ 大分 (別府タワー3階)
番組司会 : カボスひろし (タレント・MC)

※観覧自由・入場無料

トリニティ・ルーツの充実の四国・九州ツアーの日程は以下です。
まだまだ四国の皆さん間に合いますよ!


8月20日(金) 
淡路島 アートカフェ ナフシャ 
http://nafsha.geo.jp/
19時~ 
Tel:0799-64-1121

21日(土) 
徳島県木屋平 19時~
T.090-1575-8939(巾本)
    
22日(日) 
徳島県穴吹町 井口宅 夕方頃~
0883-52-1082
(井口)
   
23日
愛媛県久万高原町 由良野の森 夜7時より
http://www.yuranonomori.jp/
ゆらの事務局
住所 〒791-1223 
愛媛県上浮穴郡久万高原町二名乙787-13
Tel & Fax (0892)21-8076
E-Mail yurano@yuranonomori.jp

24日(火)
* 由良野の森にてティンホイッスルワークショップ 
by Miho
* 久万保育園にて音楽ワークショップ
by Katsu&Kazu


25日(水) 
愛媛県鬼北町 ピカソ にて夜7時
住所 : 愛媛県北宇和郡 鬼北町大字永野市 442-1
■TEL: 0895-45-0011
    
27日(金) 
福岡県浮羽市 再生工房 館内 
19時30分~
太陽光でライブは出来るか?
オヒサマ充電ライブ!
http://minou-net.uk-kankyou.jp/


28日(土) 
福岡県久留米市 竹炭工房 和仁 
福岡県久留米市田主丸町地徳3096-2
TEL/FAX 0943-73-1749
http://ww21.tiki.ne.jp/~wani-koubo/
19:30 開始
会場 工房 和仁
入場料 大人  2000円
    高校生以下 300円
先着20名(要予約 wani-koubo@mx21.tiki.ne.jp まで)
当日18:00から屋外でそうめん流し
(筑前町の「味由」謹製 竹炭細麺うどん を行います。


30日(月)
大分県臼杵市 可児醤油店(日本で最も古い醤油店です!)http://www.kagiya-1600.com/
時間/19時スタート
問い合わせ/080-5604-9508(平川)

31日(火)大分インターネット放送
CATV USTREAM番組出演(別府)
番組名 : 別府三太郎物語
番組URL : http://oitaweb.tv/live/
放送日時 : 8月31日(火)20 : 00 ~ 20 : 50
収録場所 : USTREAMスタジオ 大分 (別府タワー3階)
番組司会 : カボスひろし (タレント・MC)
※観覧自由・入場無料

9月3日(金)
高知県高知市長浜
開場:19時
開演:19時30分
場所:シンフォニアスタジオ
ライブ問合せ:山下090-5275ー8080

4日(土) 
徳島県 ペンション宍喰にて 夜7時
090-7574-7879(西)

9月5日(日)
徳島県鳴門市
ナマステゲストハウス
0886-87-0322
(まこと)
夕方5時より


(反町眞理子)

フィリピン・ナイト、USTREAMで中継します

 フィリピンに来て14年の私にはついていけていないところもあるのですが、このごろはなんだかUSTREAMづいています。
 6月半ばに、人に貸している日本の小さな一軒家がめでたく「南浦和アートセンター(MAC)」として生まれ変わったお披露目の奏楽の生中継があり、そのあと、7月の頭にはコーディリエラに何度も来てくれている大阪のコンテンポラリーダンサーJUNさんの定期公演の模様の生中継があったと思ったら、今度は今夜、私も協力している沖縄の前島アートセンターでの「フィリピン・ナイト」の中継があるのだそうです。今夜の中継には、私もskypeでインタビューに答える予定(インターネットの環境が日本ほどよくないので、ビデオはなしで音声だけになるかも)。
 今夜の会場の「前島アートセンター時間美術館」なんていうと、すごい立派な現代美術の美術館かと思いましたが、さきほど9-kyu—の内田牧子さんに聞いたら市場の一角にあるえらくフレンドリーな空間だそうです。そうでなくっちゃ。

 今夜の「フィリピン・ナイト」には、沖縄に住むいろいろな形でフィリピンと関わってきた人たち7~8人と、skypeでフィリピンからマニラのアルビンさんと反町が参加します。ゆるーーい飲み会みたいなイベントだそうですが、いろいろなフィリピンを感じたい方、ぜひぜひご覧ください。
USTREAM
http://www.ustream.tv/

(反町眞理子)

沖縄・前島アートセンターで「フィリピンナイト」

先住民の作った「カラバオ・コーヒー」も登場します


 このブログで紹介した那覇市の小さなギャラリー「9-kyu」で7月29日~8月9日に企画されている「フィリピン山岳民族のカゴと棚田の神様」展の関連企画として7月23日(金)に前島アートセンターで「フィリピンナイト」というイベントが行われます。

 前島アートセンターは、沖縄における現代アートの活性化を目的としたNPO法人で、様々なアート活動を行っています。スンダランド・アート・ネットの反町が代表を務める在フィリピンの環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」主催の「エコロジカル・ペインティング・コンペティション(環境絵画コンペ)」に日本から審査員としてフィリピンに来てくれた現代美術家・SHIMABUKU(島袋道浩)さんが、バギオで映像作家のキドラット・タヒミック氏に会い、自分のルーツ・沖縄とフィリピン北ルソンの共通エレメンツに着目。「ぜひ、沖縄でキドラット映像作品の上映を!」と思い立った時に企画に協力してくれたのが前島アートセンターでした。前島アートセンターでのキドラットの作品上映会は2004年に実施されました。

 前島アートセンターでは、2010年5月より、現代美術に関わらない様々な知の共有を目的とした「トランスアカデミー」というイベントを実施してきたそうで、第1回では、大阪市立大学で行われたアジア・アートマネジメント会議の出張報告会を、第2回では、日本一分別基準が厳しいと言われている新潟県水俣市の23区分に挑戦してみるワークショップ、「ごみ分別ナイト」を行い、今回、第3回目として「フィリピンナイト」を開催してくれるとのこと。
  前島アートセンターによると
「沖縄から地理的にも近く、歴史的な背景にも共通する部分が多くあるものの、どのような国であるかいまいちイメージできない部分も多いフィリピンという国にスポットをあて、フィリピンの食事や文化を体験しながら、フィリピンに関係する人物へのインタビュー等を見てゆく企画です」
とのこと。9-kyu-オーナーの内田牧子さんが、前島アートセンターと協力して沖縄のフィリピン関係者に広く声をかけてくださっているそうで、何が飛び出すか、とっても楽しみ!

 また「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」が、環境保全に配慮したコーディリエラ山岳民族の生活向上のために推進してきた森林農法によるアラビカ・コーヒーも、このイベント「フィリピン・ナイト」の会場とギャラリー9-kyu-の「フィリピン山岳民族のカゴと棚田の神様」展で、ほんの少しだけ試験販売いたします。


(コーヒーのパッケージはイラストレーターのきよしげのぶゆきさんのカラバオのイラストを、
スンダランド・アート・ネットの廣田緑さんがデザインしてくれました)


焙煎は静岡の焙煎堂の川口さんがしてくれました。
「ちょっと酸味の残る感じで仕上がっていると思います」と川口さん。
沖縄でフィリピン先住民族のコーヒーをぜひお試しください!

(反町眞理子)

沖縄のギャラリーでフィリピン先住民族の手仕事とCGNの活動を紹介する企画展開催


 元青年海外協力隊の陶芸隊員としてルソン島中部のタルラック州サンタ・クルス町に滞在していた内田牧子さんが、沖縄(那覇市)でやっている小さなギャラリー「9-kyu-」で、7月29日から8月9日まで「フィリピン山岳民族のカゴと棚田の神様~環境NGOの活動とフェアトレード」という企画展を催してくれることになりました。

 スンダランド・アート・ネットのメンバー反町が主宰するフェアトレード団体「カラバオ・ママ」として、先住民たちのカゴや手織物、木彫りなど、山の暮らしが育んできた手仕事の展示と販売を行うほか、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)製作のCGNの活動と山岳地方の森林破壊の現状を捉えた「Whisper of the Forest(森のささやき)」、山の村でのコミュニティ環境アート・プロジェクトのドキュメンタリー「Where have all the Monkeys Gone?(サルはどこ行った?)」、山の村の先住民の暮らしや子供たちの遊びといきいきした表情を捉えたショート・ビデオも上映します。

「Where have all the monkeys gone?(サルはどこへ行った?)」は、スンダランド・アート・ネット代表の廣田緑さんが、インドネシア・バンドンの陶芸作家ササン君を伴って来比した際のアート・プロジェクトを記録した作品。いわば、スンダランド・アート・ネット発足のきっかけがこのプロジェクトでした。ビデオ作品では、緑さんとササン君がフィリピンに滞在していたアメリカ人陶芸家のレイさんと一緒に、村人に陶芸での山の村の森から姿を消してしまったサル面作りを指導し、一晩かけて野焼きし、バギオ市アートスペースVOCASで展示するまでの一部始終を記録しています。また、サルの棲み家であった森が失われてしまった森林破壊の現状に対するメッセージもこめられています。
(このプロジェクトについては、廣田緑さんのYOGYAKARTA TIMESでも詳しく紹介してくれていました)



 さらに、昨年、バギオ市のBaguio – Mountain Provinces Museum主催でショッピングモール「SMバギオ」で行った日比写真家による作品展「Kalinga-the Land of Earth Beat」展示作品の中から、選りすぐりの作品も展示。参加の写真家はRuel Bimuyag、JP Alipio、日本からは直井保彦。それぞれまったく違う視点でカリンガ先住民族の暮らしを捉えていて、とても興味深い写真展です。



 さらにさらに、北ルソンの小さな先住民族の村を舞台にした映画「アボン-小さい家」の上映も、バギオ市のお隣り、ラトリニダード町に住む今泉光司監督のご好意により行えることになりました。(7月31日7pm)。

 内田牧子さんは、協力隊の任期を終えて日本に戻ってからも、大好きなフィリピンのことが忘れられず、自分の得意なハンディ・クラフトの分野でフィリピンのためにできることをしたいと、2007年、沖縄のカゴ作家小川京子さんと一緒にコーディリエラ地方を訪ねてくれました。アパヤオ州ルナ郡ラッパ村のティンギアン族によるニト(ツル植物)のかご作り、イフガオ州フクボン村の竹のかご作り、バナウエ町のラタンのカゴ編み、マウンテン州ナトーニン郡のアバカ細工などの生産者を訪ね、デザインのアドバイスなどをいただきました。

  あれからちょうど3年、心の中に、あのときのカゴ作りの現場をめぐった旅の思い出をあたためていてくれたのでしょう。沖縄で始めた素敵なギャラリーでの今回のこの「フィリピン山岳民族のカゴと棚田の神様」展のお話をいただき、とてもうれしかったです。
 「NGOの活動に協力する!」というと、「寄付かボランティアか」と思いがちですが、自分のもっている技術や知識や場所や才能を生かしてできることが、ほかにもいろいろとあると思います。今回の牧子さんのように。

 このブログを読んでいる方に、沖縄に住んでいる人は少ないかもしれませんが、ぜひ、沖縄のお知り合いに宣伝ください。本当に本当に盛りだくさんな企画で、コーディリエラのすべてを感じられます!

詳細は9-kyuのHPにて。
http://makikoubou.com/modules/kyunews/

9 -kyu-ギャラリー企画展vol.5
『フィリピン山岳民族のカゴと棚田の神様』
環境NGOの活動とフェアトレード
会期:7月29日(木)~8月9日(月)
時間:12:00pm~19:00pm
定休日:火・水曜日

(反町眞理子)

スンダランド・アート・ネットへようこそ!

 近年、日本の多くのアーティストが創作活動の域を国内にとどまらず、海外へ広げています。今、われわれ現代人が直面している環境問題、民族紛争、経済問題に対して地球規模での取り組みが必要な中、世界の調和と平和のために創作活動する人々が、国境を越えて世界へと活動範囲を広げていくのは自然なことでしょう。
 しかし日本と海外を結ぶ創作活動は渡航費・滞在費など多額の経費を要し、個人で活動するアーティストにとっては大きな経済的負担です。また多くのアーティストは団体(NPOや市民団体)に属していないため、いわゆる社会的信用が得にくいゆえに補助金や助成金が受けにくいという問題も抱えています。
さまざまな国の人々と理解を深め、手を携えて世界平和に向けて歩むため、アートの担う役割は今後もますます大きくなるでしょう。経済活動や社会貢献活動とは一線を画した、各国のアーティストとのコラボレーションによる創作活動、また、コミュニティにおける草の根の表現活動は、世界中の人々と同じ目線、世界共通語としてのアートで実現する国際交流であり、世界平和の実現に向けての大きな力になると信じています。

美術や演劇、音楽など表現の世界では、優位国としての西欧やアメリカの基準がすべてのスタンダードであるかのように受け入れられてきました。しかし、古来自然をあるがままに意識し、受け入れ、ときに畏れ称え、その存在と調和を保ちながら共存する術を身につけてきたアジアや環太平洋圏の人々の豊かな感性は、欧米とは違う独自の価値基準の創造世界を生み出してきたのです。
現代社会のあらゆる局面で表面化している問題の解決方法を、最先端技術に委ねるのも一つの道でしょう。けれどもその前に、われわれが取り戻すべきものは、アジアや環太平洋圏の文化に根づいた「自然との共存、自然への畏敬」の感性ではないでしょうか。アジアの伝統文化を見つめなおし、「学び」「探求し」「表現する」ことによって、アジアのアート・スタンダードを形成し、世界の協調と平和のために発信してゆくことが、『Sundaland Art Net』の目標です。


団体名の「Sundaland(スンダランド)」とは、2万年前の氷河期時代にあったといわれる、幻のアジア大陸です。広大なスンダランドはアジア系民族の故郷で、紀元前5万年頃に一部が北上してモンゴルやシベリアへと広がり、北方系のアジア民族になりました。彼らは丸木舟で黒潮に乗って北上、琉球列島に到達し、彼らの子孫が、港川人や縄文人になったと考えられています。
また、一部は海洋民族として太平洋に広がり、さらにスンダランドと陸続きになっていたジャワ島やバリ島から海を渡り、オセアニアに移住した人もいたともいわれます。
私たちアジア人はみな、このスンダランドを故郷としているのです。アジアと環太平洋圏の人々の感覚に多くの共通点があるのも当然のことでしょう。いまこそ、お互いが育んできた文化をよりよく知り、その価値を認め合い、手を取り合って、世界の平和と地球の環境維持のために歩み始めるときではないでしょうか。 
 『Sundaland Art Net』は、アジアと環太平洋の国々で表現活動を行ってきた人々による、ゆるやかなグループを想定しています。将来メンバーの皆さんが国内外におけるそれぞれの国際交流活動の機会を増やしていけるよう、情報交換や助成金へのアクセスなどで相互協力することを目指します。活動趣旨に賛同いただける方の参加をお待ちしています。