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山城知佳子、ビデオ上映&アーティスト・トークin バギオ

先日、このブログで告知した沖縄の映像アーティスト、山城知佳子さんが、バギオで映像作品の上映会とアーティスト・トークを開催した。 まずは、バギオ到着後まもなく、フィリピン大学バギオ校(UPバギオ)芸術学部の生徒さんを対象とした上映会とアーティスト・トーク。

上映作品は
・オキナワTOURIST-I love Okinawan Sweet
・あなたの声は私の喉を通った(2009)
・沈む声、紅い息(2010)の3本。



                ↑「あなたの声は私の喉を通った」(2009)

いずれも、コマージャリズムにのった観光化、第二次世界大戦の記憶の継承など、日本人でも特別に関心がなければ知る機会のない沖縄が抱える問題を扱っている。短い映像の中にたくさんのメッセージの込められた社会的な映像作品だ。日本に対する関心はアニメとJ-POPというフィリピンの大学生には、説明がないとわかりにくい作品だったかもしれないが、山城さん自身が作品についての解説を行い、学生たちの理解を促した。

在比日本人からは、映画監督の今泉光司さん、北ルソン日本人会(JANL)会長の小国秀宣さんも参加。大学生たちに、沖縄と日本本土の歴史的な違い、そこから来る沖縄人独特のアイデンティティなどについて補足説明をし、学生たちにとっては、大学内で学ぶ芸術とは違う、社会に対する強烈なメッセージ性を持つアート、また、バギオのような田舎町ではなかなか触れることのないビデオ・インスタレーション作品に触れる貴重な機会となった。

山城さんは、その後、バギオ市内にある日本食レストラン「CHAYA」で在バギオの日本人向けの上映会、AXISアート・フェスティバルのテントにて、アーティストを中心とする一般向けの上映&&アーティスト・トークを行った。



  山城さんは、即興的に作品を作るタイプではなく、また、じっくり頭で考えて設計して作品を作るタイプでもなく、インプットがあった後、その情報を寝かせておいて、ずいぶん時間がたってから突然からだの中から湧き出るように作品が生まれてくることが多いのだそう。今回のフィリピンでの体験は、いつどんな形で作品の中に反映するのか、とても楽しみである。



          ↑AXISアートフェスに参加したRommel Pidazoのお宅を訪問。 
           作品も購入。

山城知佳子さんのフィリピン体験記は、彼女のブログでも。
プカリー水辺の物語

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