自己紹介

自分の写真
2010月1月に設立されたスンダランド・アート・ネットはアートによるアジアの国々での国際交流をめざしています。

沖縄・前島アートセンターで「フィリピンナイト」

先住民の作った「カラバオ・コーヒー」も登場します


 このブログで紹介した那覇市の小さなギャラリー「9-kyu」で7月29日~8月9日に企画されている「フィリピン山岳民族のカゴと棚田の神様」展の関連企画として7月23日(金)に前島アートセンターで「フィリピンナイト」というイベントが行われます。

 前島アートセンターは、沖縄における現代アートの活性化を目的としたNPO法人で、様々なアート活動を行っています。スンダランド・アート・ネットの反町が代表を務める在フィリピンの環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」主催の「エコロジカル・ペインティング・コンペティション(環境絵画コンペ)」に日本から審査員としてフィリピンに来てくれた現代美術家・SHIMABUKU(島袋道浩)さんが、バギオで映像作家のキドラット・タヒミック氏に会い、自分のルーツ・沖縄とフィリピン北ルソンの共通エレメンツに着目。「ぜひ、沖縄でキドラット映像作品の上映を!」と思い立った時に企画に協力してくれたのが前島アートセンターでした。前島アートセンターでのキドラットの作品上映会は2004年に実施されました。

 前島アートセンターでは、2010年5月より、現代美術に関わらない様々な知の共有を目的とした「トランスアカデミー」というイベントを実施してきたそうで、第1回では、大阪市立大学で行われたアジア・アートマネジメント会議の出張報告会を、第2回では、日本一分別基準が厳しいと言われている新潟県水俣市の23区分に挑戦してみるワークショップ、「ごみ分別ナイト」を行い、今回、第3回目として「フィリピンナイト」を開催してくれるとのこと。
  前島アートセンターによると
「沖縄から地理的にも近く、歴史的な背景にも共通する部分が多くあるものの、どのような国であるかいまいちイメージできない部分も多いフィリピンという国にスポットをあて、フィリピンの食事や文化を体験しながら、フィリピンに関係する人物へのインタビュー等を見てゆく企画です」
とのこと。9-kyu-オーナーの内田牧子さんが、前島アートセンターと協力して沖縄のフィリピン関係者に広く声をかけてくださっているそうで、何が飛び出すか、とっても楽しみ!

 また「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」が、環境保全に配慮したコーディリエラ山岳民族の生活向上のために推進してきた森林農法によるアラビカ・コーヒーも、このイベント「フィリピン・ナイト」の会場とギャラリー9-kyu-の「フィリピン山岳民族のカゴと棚田の神様」展で、ほんの少しだけ試験販売いたします。


(コーヒーのパッケージはイラストレーターのきよしげのぶゆきさんのカラバオのイラストを、
スンダランド・アート・ネットの廣田緑さんがデザインしてくれました)


焙煎は静岡の焙煎堂の川口さんがしてくれました。
「ちょっと酸味の残る感じで仕上がっていると思います」と川口さん。
沖縄でフィリピン先住民族のコーヒーをぜひお試しください!

(反町眞理子)

0 件のコメント: